2016年12月18日、僕の人生にとってかなり大きな出来事があった。
工業高専を卒業してそのまま就職や進学するのではなく、神戸大学経営学部に編入学するために浪人生活を送ったのが2016年
丸1年以上取り組んだ編入学対策の勉強を終えたのが、もう1年の終わりが見えてきた11月
11月18日に編入学試験の結果発表があり、丸1年の努力が報われる合格を勝ち取った。
その記念すべき日のちょうど1か月後
僕は小学校からの大ファンであるコブクロと握手+写真撮影をするという、1年で最も印象的な出来事に遭遇した
12月18日、僕は編入学試験を戦い抜いた自分へのご褒美として、コブクロのライブに応募していた。
その日はコブクロの京セラドーム2DAYSの2日目、ツアーファイナルのライブだ。
合格でも不合格でも楽しむつもりだったが、しっかりと合格したので最高に楽しめた。
開場の1時間ほど前に京セラドーム付近に到着。もう電車の中はコブクロファンだらけ。
僕は前もって予約していた会場限定のCDを受け取りに行った。
そのCDが今回の嬉しい出来事を引き起こすカギとなる。
コブクロはこのツアーの途中からファンとの交流イベントに取り組むようになったのだが、そのイベントに参加する権利がCD購入者の中から抽選で付与された。
そんなイベントがあると知って購入しないわけがない僕。
ネット予約が始まると速攻申し込んだ。
そしてライブ当日、会場でCDを受け取りに行ったわけだ。
そのイベントの詳細を会場で見てみると、CDを入れた袋の中に黄色のチケットが入っていれば当たりということが分かった。
僕はその詳細を踏まえたうえで、震えながらCDを受け取りに行った。
そしてCD受け渡しコーナーを発見。
事前予約をした人に送られてくる注文ページを、受付のかわいいお姉さんに見せる。
事前に購入していることを証明するわけだ。
するとお姉さんは後ろを振り向き、大量のCDが入った棚の中から1つの袋を取り出し、僕に手渡した。
今となっては後だしじゃんけんだが、この時何かお姉さんから合図があったような気がした。(本当に)
このイベントに参加するためにCDを何枚も購入した人もいると聞いていたので、たった1枚しか購入していない僕が当たる可能性はまあ低いだろうと思っていた。
とはいっても、ちゃっかり期待をして「たのむから当たっててくれ」と願いながら袋の中をのぞく。
すると明らかに異質な何かが入っていることをまず認識した。
CDを購入するとよく、全然関係ない商品のチラシなどを入れられることがあるが、今回は完全にそんなものとは別だった。
「え!?マジ?」と思いながらも、恐る恐るその正体を確認する。
その結果がこれだ。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
来たああああああああああああああああああああ!
会場で50人しか当たらない激レアイベントに当選しちまったあああああああああああああ!
しかも番号が5番!!!
こういうのって、基本的に番号小さいほうが当たりよな!!!!!!
用心深い僕は、この瞬間から命の次に大事なものとなったこのチケットを、誰にも見られないようにカバンの奥底に隠した。
そして家族や友人にすぐに報告した。
当然家族や友人は、僕が大のコブクロファンであることを知っているため、かなり祝福してくれた。
そして興奮冷めやらぬ中、ライブ会場が開場(ラップ調)
ライブへの興奮と、その後に控える握手+写真撮影への興奮が入り混じったままライブがスタート。
最も濃い2~3時間を心の底から楽しみ、名曲『同じ窓から見てた空』でちょっと泣きかけながらライブは終了。
周りの観客たちはツアーファイナルのこのライブを終え、すべてをやりきったような顔をしていた。
しかし僕にはまだやり残したことがある。そう、大げさではなく本当にコブクロに会いに行くのだ。
座っている席ごとに順番で会場を出ていく観客たち。僕が会場を出るまでに10分ほど待ち時間があった。
そして僕の番がやってきて、会場を出る。
皆が最寄り駅へと向かう中、限定イベント当選者の集合場所へと急ぐ僕。
そこで「おめでとうございます!」と言われながら、当選者だと分かる印をつけてもらう。
こんなリストバンドだ。
そのリストバンドを巻いてもらった後は、次の集合場所へと急ぐ。
集合場所に到着すると、もう既にたくさんのコブクロファンの姿が。
当然だが、そこにいる全員がこれ以上ない笑顔でこれから来る最高の瞬間を待っていた。
そして誘導員の方がやってくる。いよいよその時が来る。
幸運の持ち主たちは京セラドームのなかのどこかに誘導された。
エレベーターで上の階まで登ったのだが、それがやたらと狭くてギュウギュウ詰めだった。
あんなに狭苦しいエレベーターの中が「楽しい」と感じたのは、後にも先にもあれが最後だろう。
その後はリストバンドの番号順に並んだ。
50人の当選者は、25人ずつのグループに分けられた。5番を引いた僕は1つ目のグループに入った。
そして25人は、椅子が一列並んだ空間で待機した。
1列目が椅子に座る、2列目が中腰、3列目が立つ。定番の形だ。
そして興奮がとまらない女子大生や、1人ニヤニヤとする40歳くらいのおじさん、そして知らない人ばかりに囲まれて嫌な意味で緊張している僕。
当選した25人それぞれが、自分なりの待ち時間を過ごしていた所にスタイリストの「あきちゃん」が登場した。
コブクロファンなら大概の人が知っている顔の登場に、だんだんと盛り上がる空間。
そしてちょっとして、コブクロの2人が登場した。
一気に盛り上がる空間。
めちゃめちゃデカい黒田さんと、標準体型の小渕さん。
未だに右横から見た2人の横顔は忘れられない。
いつもテレビで見る顔が、いつもiPhoneで聴く声が、すぐそこにいるという不思議な感覚。
そして集合写真を3枚くらい撮影した。
その後はコブクロの2人と握手をして、ひと声かけながら退出していった。
それなりに待ち時間もあり、言いたいことは事前に考えていたつもりだったが、いざ目の前にするとそんなものは飛んで行った。
「ありがとうございました!めちゃめちゃよかったです」という、テンプレートそのままのコメントを残して僕は帰った。
限定イベントは待ち時間などを含めると約1時間ほどの時間を要した。
僕は予定の1時間遅れで家へと向かう。
その日は夜の22時から電話会議があったのだが、想定外のアクシデントで当然遅刻。
こんなに前向きな遅刻はかつてあっただろうか。
そして無事帰宅し、電話会議もなんとか終了。
さっとお風呂に入った後は、今日の出来事にニヤツキながら寝た。
そして後日、撮影した写真のデータがネット上で公開された。
それがこれだ。
一列目という素晴らしい席を確保しつつも、あと一歩でコブクロの真横だったことに悔いが残る。
まあかなり贅沢な悩みだが。
小渕さんの隣に黒田さんがいて、黒田さんの隣の隣に僕がいる。
実際その場にいるときは、興奮で今起こっていることがどれくらいヤバいのかを体感しづらかったが、後からこの並びを振り返ると相当レアな体験だったことを思い知る。
今回は完全にコブクロとコブクロのファンという形での共演となったわけだが、、、
いずれはコブクロの2人に「マサ」と認識してもらった上でお会いするぞと決意を固めて、このブログを締める
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